2011-01-04

思春期少女がHPVワクチン接種の『激痛』を忌避する権利」を止められない

自分(男)は注射が嫌いである。

子供っぽい、と言われるかもしれないが、

要は「痛いのはイヤ!」なわけである

    

なので、法律で義務付けられている注射でなければ、できるだけ避けてきて生きてきた。

ホメオパシー狂信者のような「ワクチン副作用云々、自閉症云々」の

ような迷信に基づく忌避じゃなく、

「単純に、痛いのがイヤ!なだけ」である

もういい年こいたオッサンで、妻からは「家族のためにインフル注射を受けるように」と

言われているが、逃げ回っている。

さて、年末読売新聞が「HPVワクチン接種で少女の失神多発」という注意喚起記事を

掲載したところ、医療リテラシーの高い「はてなー」の大ブーイングが沸き起こった。

「母数からすると、とても多発と呼べる確率じゃない」

「これはワクチンの毒性に起因する副作用じゃなく、痛みによる副反応で、別物」

思春期少女は失神しやすい」・・・

自分統一教会辺りの「HPVワクチン日本民族絶滅を狙った陰謀」云々の陰謀論には

辟易しているので、「はてなー」の反論には「一理ある」とは、思う。

しかし、

「痛いの痛いの大嫌~い」な自分は、

はっきり言って、「失神するほどの痛さ」のワクチンを、接種しようとは思えない。

このワクチン接種で「子宮頸がんに掛かるリスクが有意に低減する」と「理屈で判っていて」も、

感覚論的に「目先の痛いのを、とにかく忌避したい」のである

・・・「将来の100万円より、今日の1万円なんだな、お前は」と嘲笑する

はてなー」の声が聞こえてきそうだが、とにかく痛いのはイヤなんだから、仕方ない。

こういう「痛いのイヤだから、忌避する」というのを、はてなーは嘲笑するのだろうか?

したり顔で「将来の感染リスク低減のために、接種を受けなさい」と「啓蒙」するのだろうか?

統一教会の「ワクチンデマ」は断固として糾弾されなければいけないが、

一方で、「接種年齢の少女」に対して

「これ位の痛みがあります、一方で、このようなメリットがあります」という

「インフォームド・コンセプト」をきちっと提示して、その上で

少女の「自己決定権の行使」によって接種可否を決める、というのが

しい「接種のあり方」ではないのか?

もし「接種痛に対するインフォームド・コンセプト」の結果

「接種比率が大幅に下がる」ことがあったとしても、

それは「少女自己決定の結果」として尊重すべきじゃないのか?

から見ると、統一教会デマ攻撃に対するカウンター意味合いもあるのか、

痛みに関する説明が不十分なまま、接種をどんどん勧めている印象がある。

これって、かえって統一協会等に「足元を掬われる」ことになるんじゃないか

根本的には、もっと「痛みが少ない接種方法」、それこそ「経口ワクチン」なんかも

研究すべきじゃないのか?

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