2010-02-25

芸能人でもないのに」なぜブログTwitterをやるのか

http://www.msng.info/archives/2010/02/who_blogs.php

たぶん今「芸能人」って呼ばれている人たちは気づいていないし、こういう記事を読むこともないと思うけど、「芸能人」っていうのを「自身が公衆から周知されることでメリットを得て収入に繋がっている人」っていうことで定義するなら、10年前と比べたらネット界隈にはそういう人たちがいくらでもいるし、良し悪しは別にして、これからプライバシーパブリシティーの境界線なんて関係なく公開する人は珍しくもなんでもなくなるんだと思う。

テレビだとか雑誌に出ている人=すごい」っていう時代はもう終わりかけてるって言っていいし既存メディア価値が下がっているので、当然それに乗っかっている人たちの商品価値っていうのも相対的に見て下がってる。有能であっても有名になる人っていうのはこれまでほんの一握りだったけど、今まで「有名になる手段」を担っていたメディアの壁が一気に崩れた結果、「芸能人」になるっていうことの敷居も下がり、大した芸も持たずに有名になってしまった「芸能人」の価値も同時に暴落している。ネットを探せば、「テレビに出てる人よりすごい人」はいくらでも見つかってしまうのだ。

そういうわけで、有名になることでメリットを享受できる可能性がある立場にある人は積極的にプライバシーを公開するわけです。もちろん、公開しても何のメリットも得られない人の方が世の中は多いので、そういう人はその行為に価値を見出せないし、不要なリスクを負うだけでしょう。簡単に言うと、「過去にも未来にも自分に自信がある人」は何を晒しても問題ないし、「少しでも自分の中にやましいことを持っている人」は安易に晒さない方が吉ですよ、ということなですが、世間一般は圧倒的に後者が占める気がするので、やっぱりよく考えて公開してる人っていうのは少ない気がします。少なくとも不倫とかしてる人はやめておいた方がいいです。

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