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はてなキーワード: 頽廃とは

2011-08-29

ゴルゴム幹部のありがたいお言葉

笑わせおってw

なにがファッション若者の街だw

あれこそ、人間どもが腐れ切った文明の果てにつくりあげた、堕落頽廃の象徴ではないか

2008-06-08

裁判員制度で幸か不幸か選ばれちゃった人に読んで欲しいなぁ

と思える文章を(再)発見したんで引用してみる

原文は非常に読み辛いので適宜改行してるよ

ちなみに原文はチャタレー事件最高裁法廷判決の真野毅意見(結論には賛成だけど過程が異なる場合に書く文)の一部

ちなみに真野毅さんの簡単な紹介は

http://ja.wikipedia.org/wiki/真野毅

 一般的にいつて、猥褻法律上の意義内容を明らかにする正確な解釈を打ち立てることは、はなはだ困難な仕事であるが、それをいかように定義を定めてみたところで、さて問題となつた具体的の描写が、その定義として解釈された事柄に該当するかどうかの第二次の判断は、裁判官に負わされた一層困難な仕事である。

 というのは、裁判官が個人としての純主観によつて判断すべきものではなくして、正常の健全社会人の良識という立場にたつ社会通念によつて客観性をもつて裁判官が判断すべきものである。純主観性でもなく、純客観性事実認定におけるがごとく)でもなく、裁判官のいわば主観客観性によつて判断さるべき事柄である。

 多数意見は、「相当多数の国民層の倫理感覚麻痺しており、真に猥褻なものを猥褻と認めないとしても裁判所は良識をそなえた健全人間の観念である社会通念の規範に従つて、社会道徳頽廃から守らなければならない。けだし法と裁判とは社会現実を必ずしも常に肯定するものではなく、病弊堕落に対して批判的態度を以て臨み、臨床医的役割を演じなければならぬのである。」といつている。これは一つの本事件に関するばかりでなく、すべての事件に通ずる裁判の使命ないし裁判官の心構えに触れている点においてすこぶる重要な意義がある。

 法律上真に猥褻と認められるものに対し、裁判猥褻なものとして処理することは当然すぎるほど当然な事柄であるが、それ以外の「社会道徳頽廃から守らなければならない」とか、「病弊堕落に対して批判的態度を以て臨み、臨床医的役割を演じなければならぬ」とかいつた物の考え方は、裁判の道としては邪道である、とわたくしは常日頃思い巡らしている。

 裁判官は、ただ法を忠実に、冷静に、公正に解釈・適用することを使命とする。これが裁判官として採るべき最も重要な本格的の態度である。憲法で、裁判官法律に拘束されるといつているのはこのことである。

 しかるに、前記のごとく道徳ないし良風美俗の守護者をもつて任ずるような妙に気負つた心組で裁判をすることになれば、本来裁判のような客観性を尊重すべき多くの場合に法以外の目的観からする個人的の偏つた独断や安易の直観により、個人差の多い純主観性ないし強度の主観性をもつて、事件を処理する結果に陥り易い弊害を伴うに至るであろう。思想道徳風俗に関連をもつ事件においてことに然りであることを痛感することがある。

 またこの邪道は、被告人基本的人権の擁護に万全の配慮をしなければならぬ刑事事件において、却つて取締の必要を強調して法を運用しようとし、時に罪刑法定主義の原則を無視ないし軽視するに至る他の邪道にも通ずることを篤と留意しなければならぬ。

http://www.courts.go.jp/hanrei/pdf/29781F7F9B5D2FA449256A850030AFC6.pdf

2007-11-30

http://anond.hatelabo.jp/20071130105348

学問的なトレーニングを受けていない人にはちゃんとした教科書は too philosophical/statistical/mathematical であって読めない、という問題がある。

新書はそこらへんをうまくごまかしているものが多いけど、根本的には、ちゃんと科学をやる必要に迫られた人でないと philosophical/statistical/mathematical になる理由が実感できない。そもそも新書を読む人のどれくらいの割合が、本当にちゃんと科学をやる必要に迫られているか?

質の低い新書の蔓延は知的頽廃の原因というより結果だし(書く人は、的外れかもしれないが、たいてい知的頽廃を少しでも食い止めようと思っているが、残念、本人もけっこう頽廃しているので、バカがバカを導く図になっている)、社会が安定して(技術進歩が停滞して)科学的思考を必要とされる人が減ってるという全体的な傾向には抜本的な対策がない。

ニセ科学リストに人が集まる動機が一種の権威主義で、科学的思考とは何の関係もないのは事実だけれど、たとえば高校教科書に書いてあることのどのへんが本質的に重要で、どのへんがカリキュラム関係で筆を抑えているか、というのを面白く(つまり聞き手の利益に関連づけて)語るのは、ペーパーを書いて refereed journal に載る能力とは違う想像力が要る。いちばんまずいのは、その想像力の持ち主が yet another 新書を書いてごみを増やしてしまうことで、むしろ塾でも開いて授業をしたほうがいいんだが。

2007-08-28

anond:20070828021900

千年後か2千年後の人類から見たら、俺たちはなんて野蛮で儚くて尊い奴らだろうと思われるだろう。

案外、強大な神か悪魔のように思われることになるかもしれないよ。

2X世紀、地球地獄と化した。

増大する人口、食糧難、エネルギー枯渇……次々に発生する問題は、一時には、富める国には停滞を、貧しき国には更なる窮乏をもたらしたのみであったが、やがては先進国によるエネルギー争奪戦争の様相を帯びていく。貧しき国々は既に国家としての機能を失い、先進国は、自らの生き残りを掛けて残り少ないエネルギーを奪い合い、蹂躙し、そして消費し、困窮はますます加速する。肥大化した文明は、地熱、風力、太陽光その他無数のクリーンエネルギーによっては賄いきれず、新たなエネルギーの開発は挫折し、唯一の頼みである原子力は空と大地とを蝕み続け、海は小島を飲み込み、不毛の砂漠が五大陸を覆った。期待された宇宙開発は、しかし状況を打開するほどの成果を挙げることは出来ず、あらゆるものが地球上から失われつつあった。

人々は、いつしか文明を放棄した。もはや、人類エネルギー無くしてその高度な文明を維持することは出来なくなっていたのだ。飢餓頽廃が世界を覆い、あらゆる倫理が世界から失われた。

それから数百年、世界は再び平穏を取り戻した。

しかし、その世界には、もはや莫大な資源は存在しない。人類文明を支えたエネルギーは、もはや尽きてしまった。微かに再生しつつある自然ともう動くことのない過去の遺物に囲まれて、猛毒が蔓延る世界で人々は終わることのない中世生きることを余儀なくされてしまったのだ。

そんな世界に、一人の少女がいた。朱色がかった白い肌と薄汚れた白髪の中に、血の色の瞳が強い印象を与えている。アルビノ――この世界ではさして珍しいというわけではない。汚染された世界は未だ癒されるにはほど遠く、空と大地の猛毒ははあらゆる異形を産み出し続けた――の少女は、かさかさにひび割れた大地に半ば埋もれた、かつて飛行機と呼ばれていた遺物の破片に腰掛けて、かつての世界を今に伝える歌を歌う……。

なんてことになっちゃうかもしれないよ。

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