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神戸大遺伝子組換え垂れ流しに関して、ネットには出ていない読売新聞記事4/11から
「教授に言われた」
「疑問を感じたが、教授から『どこでもやっている』と言われた」「文部科学省の調査が入る日は口封じのためか、『大学に来るな』と命じられた」。遺伝子組換え大腸菌などの違法な「垂れ流し」が発覚した神戸大学医学研究科の研究室。複数の所属メンバーは、ずさんな処理や教授による隠ぺい工作を生々しく証言した。これに対し、久野高義教授は「メンバーがいい加減な処理をしていたら、私の管理不行き届き」とし、自らの関与は否定。「私の研究室で扱う大腸菌はどれでも飲めるほど安全」と繰り返した。
久野研究室には現在、教官、中国人留学生、大学院生ら、計30人余りが在籍。情報伝達などにかかわる遺伝子を組み換えた大腸菌を使い、がんの原因解明や薬などの研究をしている。
「何年も前から、菌の培養液はフラスコなどから流しに直接捨てていた。ゼリー状の培地は『燃えるごみ用』の箱。そこに捨てろと久野教授から言われ、私自身の意識も薄かった」。OBの一人はそう振り返る。
複数の研究室メンバーによると、最近も状況は同じ。「菌の加熱処理に必要な耐熱袋がなく、滅菌しようにもできなかった。3月に誰かが文科省に通報した後、教授がどこかから耐熱袋を持ってきて突然、加熱処理を始めた。以前からやっていたように装うためか、デジカメで加熱処理の写真も撮影していた」という。
今月3日に文科省が調査に入る前日は「明日は絶対に来るな」と院生らに自宅待機を命じ、当日は教授と一部の研究員らだけが文科省職員に対応したという。
久野教授は10日、読売新聞の取材に対し、「少なくとも私自身は、適切に加熱処理していた。中には不適切な処理をした院生がいるかもしれないが、何を捨てたかまで確認できるはずがない」と語り、院生らが無断で違法な処理をしていた可能性を示唆した。
さらに「処理方法は、私が直接教えるわけではなく、研究室の先輩から教わるもの。年1回ずつ研究科の講習会もあった」と説明。「院生らの教育をさぼっていたのは事実。今後は厳しく再教育し、再発防止を徹底する」と述べた。
立ち入り調査時の"隠ぺい工作"の疑惑については「大学に来るなとは言っていない。時期的に就職活動などで院生が少なかっただけ」などと釈明した。
微量の垂れ流しならどこの大学でもやってますけどね。廃液処理なんてどこもいい加減なもの。発がん性物質を垂れ流しているところも多い。下水からも菌は検出されなかったし、環境への影響はないと言えますが、飲めるものなら飲んでみろと言いたくなりますね。
研究科の講習会?試薬の外部への持ち運びや総論的な話ばっかりでP1の扱いについては、大した説明もしていなかったくせに。はっきり言って意味のない講習会。
この教授、学部学生にはテストでよく落とす厳しい教授ということで知られています。で、自分は事件が起きたら逃げてるし。まぁ、57なんだからそろそろ引退でもいいんじゃないですか?
告発者も告発者。正義感うんぬんではなくて単に教授をつぶしたかっただけらしいですね。自らのワガママで他のメンバーを巻き込んで自爆テロを起こすなんて最悪です。せめて大学のコンプライアンス室に通報してから文科省にチクれって話ですよ。おかげで新入生を含む20人以上の院生が次の研究室を求めてさまよっている始末。見ていてあまりにかわいそうです。
山中伸弥教授がiPS細胞の作成に成功したというニュースがネットでも話題になっている。その中でたまに見受けられるのが、「やはり京大>>>東大」「最難関の理科三類何やってるんだ」という声。とりあえず、この辺について少し書いてみる。
大学には教育的機関としての側面と教育機関としての側面がある。前者のいわゆる「偏差値」は東大の方が京大よりも圧倒的に上に位置しているが、研究機関として大学を見た場合そうとは限らない。というのも、各大学にも得意不得意はあり、生医学の分野に関しては京大の方が東大よりも進んだ研究をしている。上記の発言は研究機関、教育機関の両者をごっちゃにした発言であり、何ら意味をなさない。もし両者を結びつけて考えるのであれば、山中教授を生んだのは神戸大学であるということも考慮しなくてはならなくなる。
この研究成果がブレイクスルーであることは間違いないが、それが他大学の研究内容を否定するものであるということは決してない。
社会的な認知度・威厳で京大が東大に劣るのは事実である。そして簡単な指標として京大が東大に対し優位にあるのがノーベル賞の受賞者数だ。京大はノーベル賞受賞者数日本一をアイデンティティとしている面がたぶんにあり、近年ノーベル賞級の研究者の囲い込みを激化させている。この京大の姿勢は大変評価出来るものである。というのも、研究者に対しそれなりの資金と研究設備を用意してあげるというのは、たとえそれが「大学の威厳を保つため」であっても、研究者にとっても社会にとってもありがたいことであるからだ。問題があるとすれば東大は外部から有能な人物を引き抜くと言うことにあまり熱心でないということだろうか。
近年日本では研究に対する助成金が非常に少なくなっており(「官僚は何をやっているんだ」というなかれ、「税金は低く、社会保障は手厚く」を望む大衆に責任がある政策である)、企業が行おうとしない基礎研究は衰退の一途をたどっている。げんに東大で研究していたヒトゲノムの研究成果は予算の少なさから全て欧米に根こそぎとられてしまっており、iPS細胞の件がいつ同じ状態になるとも限らない。科学技術は怖いものでもあるが、しかし確実に人を魅了する。「研究」が軽視される現状を変えるような人材、科学技術に対する畏敬の念と理解を持った人間が企業や国のトップに入ることを望みたい。
http://anond.hatelabo.jp/20070701011231
自分は神戸大学に通っているが、
くっきりした差があるように思えたね。
少なくとも、大学のある山側からJRの駅周辺まで降りるということは、
学校生活の中ではよくある行動だし。
狭い地域で差がくっきり見えてしまうというのは珍しいことなのだろうか。
これを「格差」といってしまうと単に流行に乗ってるだけなんだろうな。
自分には、単純に就いている職業だとかによる階層差なのだろうかと思えてしまう。
余談。
亡くなった方の住所まで載っているのだが、阪急沿線以北に下宿していた人は一人もいなかった。
復興関連で色々調べたことのある教授曰く、資産が5000万以上無い人で
全壊した持ち家を再建できた人はまれだっだという。