はてなキーワード: 間欠性跛行とは
(かんけつせいはこう)
Intermittent Claudication
「少し歩くと、足が痛くなったりしびれたりすることで歩けなくなり、少し休むと、また歩けるようになること」を間欠性跛行と
言います。
間欠性跛行の主な原因として、動脈硬化により血管に十分な血液を送ることができなくなり起こる「閉塞性動脈硬化症」と、
脊柱管(背骨に囲まれた管状の空間)内の神経圧迫による「腰部脊柱管狭窄症」があります。
両者を識別する方法として、閉塞性動脈硬化症は、片側性でふくらはぎより下にしびれなどの症状が現れることが多く、さらに、
下肢が冷たく感じたり、歩いたときにだけ症状が起こることが多くあります。一方、腰部脊柱管狭窄症は、両側性で臀部
(でんぶ/お尻の部分)から足全体に症状が多く現れるという傾向があります。症状が前屈で改善されたり、立っているだけでも
症状が出現するケースも多くみられます。
また、閉塞性動脈硬化症は、糖尿病・脂質異常症・高血圧・喫煙といった動脈硬化の危険因子を持つ人に生じる病気なので、
腰部脊柱管狭窄症は、進行すると下肢筋力低下や尿の出が悪くなる、尿漏れが起こるなどの症状が出現します。
http://www.saiseikai.or.jp/medical/disease/intermittent_claudication/