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2024-09-01

彼女はいつも傘をさしていた

夢の中で出会彼女は、いつも傘をさしていた。

どうして傘をさしているのかと、僕はいつも尋ねた。

晴れの日、彼女は「日光を避けるためよ」と答えた。

雨の日、彼女は「雨を避けるためよ」と答えた。

曇りの日、彼女は「空が曇っているからよ」と答えた。

晴れでも雨でも曇りでもない天気の日、彼女は相変わらず傘をさしていた。

「どうして傘をさしているの」と僕は尋ねた。

彼女は「あなたを待っていたからよ」と答えた。

僕は彼女を誘った。

しばらく一緒に歩き、それからホテルに入った。

僕たちは性交した。

そのとき、僕は陰茎に違和感を覚えた。

ジャリジャリとした感覚彼女の体の内に、そうした感触があった。

陰茎を抜くと、彼女の陰部から砂が出てきた。

砂と一緒に貝殻も。オウムガイハマグリサキグロタマツメタガイ、ホンビノス、イモガイ、そしてアカニシガイ

砂は彼女の陰部から無尽蔵に溢れ出た。

次第に辺りは海岸のようになり、まばらな貝殻が日光に当てられ輝いてる。

螺旋DNA。フィボナッチ。

美しい貝殻を目にし、気付けば泣いていた。

生命神秘を、その崇高さの意味を美しさと知って僕は泣いていた。

そのとき目が覚めた。

目を開けると頬が濡れていて、僕は実際に泣いていた。

海へ行こう、と僕は思った。

 
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