カテゴリー 「C++」 RSS

2008-06-27

[][][]文字列char*をキーにするのなら、気をつけたいこと

http://www.sgi.com/tech/stl/Map.html

stlmapクラスtree継承してるようなしてないような。

それはともかく、文字列をキーにしている場合、文字列を比較するための処理を定義してやらないといけない。

map<char*, object*, COMPARE> hogehoge;

もし、

map<char*, object*> hogehoge;

としてしまうと、キーは文字列ではなく、文字列アドレスになってしまう。

、、、string使えばいいのか。

2008-03-20

[]gcc-xmlVisual Studio 2005を使いたい!

gcc-xmlって何?

gccの構文解析の結果(構文木)を、XMLとして出力してくれるツールです。C++の構文解析はやたらと面倒らしいので、こういうのがあるとうれしいみたいよ。

何でわざわざビルドするの?

Py++」というC++のPytyonバインディングで使われていたので、必要になりました。gcc-xml 0.6はバイナリで配布されてるんだけど、MSVC7.1までしか対応してないようで、Visual Studio 2005だと使えませんでした。うーん、困った。というわけで、最新版のソース一式を取得してビルドしてみます。

CMakeをインストールしよう

gcc-xmlビルドには、CMakeというツールが必要になります。CMakeは、オープンソースクロスプラットフォームビルドシステムなんだとか。CMakeの公式サイトから、Windows版のインストーラーをダウンロードしてインストールしよう。

実は最初は、ここでcygwinのsetup.exe経由でのインストールをしてたんですけど、これだとgcc-xmlビルドの段階でエラーが発生しちゃいました。この原因がどうしてもわかんなかったので、あきらめて公式サイトインストーラーを使うことにした次第です。

gcc-xmlソース一式を取得しよう

ソース一式はCVSから取得できます。CVSクライアントはいろんなのがあるので、好きなクライアントを使って取得しよう。ここではcygwinCVSを使って、シェルから以下の命令を実行して取得しました。40MBくらいあるみたい。

$ cvs -d :pserver:anoncvs@www.gccxml.org:/cvsroot/GCC_XML co gccxml

gcc-xmlビルドしよう その1

Visual Studio 2005 コマンドプロンプト」を起動してください。起動したら、さきほど取得したソース一式が格納されているディレクトリに移動して、以下の命令を実行します。

$ cmake .

cmake.exeにはあらかじめパスを通しておくか、パスを直接指定するのを忘れずにね。

gcc-xmlビルドしよう その2

gcc-xmlビルドはまだ終了してなかった! 一度ビルドが終了しても、第二第三のビルドが必要となって…。などと恐れおののきましたが、二段階でいいみたい。

さきほどの処理が終了すると、同じディレクトリに"gccxml.sln"というソリューションファイルが新しくできあがっているかと思います。これをVisual Studio 2005から開いて、Releaseビルドしよう。ビルドが終了したら、以下の5つの実行ファイルができあがっているはずです。

  • bin/release/gccxml.exe
  • bin/release/gccxml_cc1plus.exe
  • bin/release/gccxml_vcconfig.exe
  • bin/release/gxsysEncodeExecutable.exe
  • bin/release/gxsysProcessFwd9x.exe

gcc-xmlVisual Studio 2005を使えるように設定しよう

まずは環境変数の設定です。Visual Studio 2005を使っていることを、gcc-xmlに高らかに宣言しておこう。

$ set GCCXML_COMPILER=msvc8

つぎに、gccからVisual Studio 2005のインクルードファイルを使えるよう、パッチをあてます。ありがたいことに、"GCC_XML/VcInstall"ディレクトリ以下にVisual Studioバージョンによってパッチが用意されています。そのディレクトリと、パッチを当てたファイルを出力するディレクトリ("gccxml.exe"が置いてあるディレクトリ)を指定して、"gccxml_vcconfig.exe"を実行してください。

$ bin/release/gccxml_vcconfig GCC_XML/VcInstall/ bin/release

gcc-xmlを使ってみよう

あとはbin/releaseにパスを通せば、gcc-xmlが使えるようになったはずです。bin/release以下をどこか適当ディレクトリコピーして、そこにパスを通してもオッケイです。やったね! というわけで、さっそく試してみましょう。

$ gccxml eample1.cpp -fxml=example1.xml

ここでは、解析するC++ソースファイルとしてeample1.cpp入力し、eample1.xmlを出力しています。ちゃんと出力できたかな? できたー! やったー!

以上で終わりです。

2008-03-15

[][]PythonからSWIG経由でVisual Studio 2005を使って困ったこと

以上のような組み合わせで出くわした困ったことと、その解決策をメモしておきます。

setup.py を実行するとエラーが表示された!

Python was built with Visual Studio 2003;

extensions must be built with a compiler than can generate compatible binaries.

Visual Studio 2003 was not found on this system. If you have Cygwin installed,

you can try compiling with MingW32, by passing "-c mingw32" to setup.py.

setup.pyに.iファイルとか.cppファイルを記述して実行すると、こんな感じのエラーメッセージが表示されました。うーん、困った!

http://labs.cybozu.co.jp/blog/mitsunari/2007/08/vc2005boostpython.html

上記のページを参考にして、"%Pythonインストールしたフォルダ%/Lib/distutils/msvcompiler.py"を以下のように修正してみたら解決できました。ありがとうありがとう

--- msvccompiler.py    2007-04-04 17:17:12.000000000 +0900
+++ 
@@ -126,7 +126,7 @@
         self.set_macro("FrameworkDir", net, "installroot")
         try:
             if version > 7.0:
-                self.set_macro("FrameworkSDKDir", net, "sdkinstallrootv1.1")
+                self.set_macro("FrameworkSDKDir", net, "sdkinstallrootv2.0")
             else:
                 self.set_macro("FrameworkSDKDir", net, "sdkinstallroot")
         except KeyError, exc: #
@@ -252,7 +252,10 @@

     def initialize(self):
         self.__paths = []
-        if os.environ.has_key("DISTUTILS_USE_SDK") and os.environ.has_key("MSSdk") and self.find_exe("cl.exe"):
+        if self.__version >= 7.1 or (
+            os.environ.has_key("DISTUTILS_USE_SDK") and
+            os.environ.has_key("MSSdk") and
+            self.find_exe("cl.exe")):
             # Assume that the SDK set up everything alright; don't try to be
             # smarter
             self.cc = "cl.exe"
@@ -288,10 +291,16 @@

         self.preprocess_options = None
         if self.__arch == "Intel":
-            self.compile_options = [ '/nologo', '/Ox', '/MD', '/W3', '/GX' ,
-                                     '/DNDEBUG']
-            self.compile_options_debug = ['/nologo', '/Od', '/MDd', '/W3', '/GX',
-                                          '/Z7', '/D_DEBUG']
+            if self.__version >= 7.1:
+                self.compile_options = [
+                    '/nologo', '/Ox', '/MD',  '/W3', '/EHsc', '/DNDEBUG']
+                self.compile_options_debug = [
+                    '/nologo', '/Od', '/MDd', '/W3', '/EHsc', '/Z7', '/D_DEBUG']
+            else:
+                self.compile_options = [
+                    '/nologo', '/Ox', '/MD',  '/W3', '/GX',  '/DNDEBUG']
+                self.compile_options_debug = [
+                    '/nologo', '/Od', '/MDd', '/W3', '/GX', '/Z7', '/D_DEBUG']
         else:
             # Win64

cl.exeが見つからないと言われた!

setup.pyを実行するとcl.exeが見つからないみたいなエラーが表示されました。これは、アレだ。「パス通せ!」ということですね。bashを起動するときのバッチファイル(たぶん"cygwin.bat"とか)で、以下のような行を入れてやれば解決しました。

call "%VS80COMNTOOLS%vsvars32.bat"

setup.pyを実行したときに"basetsd.h"が開けないと言われた!

d:\python25\include\pyconfig.h(189) : fatal error C1083: include ファイルを開けません。'basetsd.h': No such file or directory

error: command 'cl.exe' failed with exit status 2

setup.pyを実行すると、上のようなエラーが表示されました。

http://d.hatena.ne.jp/ousttrue/20070531/1180556273

上記のサイトを見るとインクルードパスが通っていない場所に"basetsd.h"があるのが原因なので、"cygwin.bat"にインクルードパスの設定をしておきました。

call "%VS80COMNTOOLS%vsvars32.bat"
set INCLUDE=C:\Program Files\Microsoft Platform SDK\Include;%INCLUDE%

setup.pyを実行したときのリンク時にエラーが発生した!

link: extra operand `/INCREMENTAL:NO'

詳しくは `link --help' を実行して下さい.

error: command 'link.exe' failed with exit status 1

これは、cygwinのほうのlink.exeが実行されてるのが原因でした。スマートな解決策ではありませんが、cygwinのほうのlink.exeをリネームして解決。パスの設定順序とかでどうにかできるといいんだけど、どうすればいいんかな。

MSVCR80.dllが見つからないと言われた!

MSVCR80.dllが見つからなかったため、このアプリケーションを開始できませんでした。アプリケーションインストールし直すとこの問題は解決される場合があります。

SWIGが生成した.pyファイルをimportしたら、こんな感じのエラーダイアログが表示されたよ。うーん、困った!

http://d.hatena.ne.jp/moriyoshi/20070525

上記のページを参考にして、"%Pythonインストールしたフォルダ%/python.exe.manifest"として以下のようなファイルを新しく作ったら、解決できました。ありがとうありがとう

あとこれ、bashから実行したらエラーダイアログが表示されず、importするモジュールが見つからないみたいなエラーメッセージが出力されるだけだったよ。

<?xml version='1.0' encoding='UTF-8' standalone='yes'?>
<assembly xmlns='urn:schemas-microsoft-com:asm.v1' manifestVersion='1.0'>
  <dependency>
    <dependentAssembly>
      <assemblyIdentity type='win32' name='Microsoft.VC80.CRT' version='8.0.50608.0' processorArchitecture='x86' publicKeyToken='1fc8b3b9a1e18e3b' />
    </dependentAssembly>
  </dependency>
</assembly>

2007-07-24

[]型を数値で管理してキャスト

型をキャストする関数配列の要素として管理。

std::vectorを使えば動的に追加、削除も可能。

// 仕組みとしては, tempalteでキャストする型が

// コンパイル時に決められた関数ポインタを突っ込むだけ.

// templateな関数でもその具体的な型はコンパイル前に一意に決めることが出来る.

#include <vector>

class asdf{virtual void f(){}};

class fdsa{virtual void f(){}};

//各関数はinline期待可能!?

class zxcv : asdf{

  //関数ポインタを得る為, staticなメンバでなければならない.

  template<typename T> static bool castor(zxcv *a){

    return (bool)dynamic_cast<T*>(a);

  }

  typedef bool(*castorfunc_t)(zxcv*);

  std::vector<castorfunc_t> castorFunc_Array;

public:

  int get_typeLength(){

    return (int)castorFunc_Array.size();

  }

  bool test(int i){

    return (castorFunc_Array[i])(this);

  }

  template<typename T>void push_type(T){

    castorFunc_Array.push_back(castor<T>);

  }

};

int main(){

  asdf a;

  fdsa f;

  zxcv z;

  z.push_type(a);

  z.push_type(f);

  printf("asdf <- z %s\n", z.test(0) ? "true" : "false");

  printf("fdsa <- z %s\n", z.test(1) ? "true" : "false");

  return 0;

}

2007-07-22

[]C#にあるようなプロパティもどき

getter/setterを関数で書くと、後ろに()を付けないといけないから格好悪い!!

って人にオススメ

template<typename T>struct _property{

  virtual operator T() = 0;

  typedef T _t;

};

class asdf{

  int foo;

public:

  struct __foo : _property<int>{

    asdf &parent;

    operator _t(){

      printf("親クラス(?)のメンバへのアクセスが面倒...");

      return parent.foo;

    }

    __foo(asdf &p) : parent(p){}

  }y;

  struct : _property<char*>{

    operator _t(){

      printf("ここに副作用付き処理を書ける!?\n");

      printf("この関数が参照を返せばgetもどきも実装できる!?\n");

      return "ふひひひ!やったね!!";

    }

  }x;

  asdf(int v) : y(*this){ foo = v * v - v - v; }

};

void p(char*s){ printf("\n増田はこちらを振り返ると、\n悲しそうな顔をしてこう言った\n「%s」\n", s); }

int main(){

  asdf a(127);

  //生でprintfに渡すと型推論が行われない

  //それ以外の関数だったら問題ないかも

  p(a.x);

  printf("\n");

  //どうしてもと言うならキャストすべし

  printf("\n%d\n", (int)a.y);

  return 0;

}


VC8で動作確認してるよ!

はっきり言って普通にgetter/setter書くよりも手間多いね!

あとcppシンタックス表示使うと文字化けしちゃうから引用ブロックに入れておいたよ!

 
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