現代アートの作品を「美しく無い」「汚い、残酷だ」「よって価値がない」とする意見はよく見かけるが、これはちょっと変な視点だ。
「美しく無い」「汚い、残酷だ」が事実として、それが「価値がない」に直結するのは違和感がある。
そうした作品が持つ、醜さ・残酷さ・グロテスクさは、人間がそれを避けながらも、どこかでそれを求めてしまう面があることを感じさせる。
その気付きを与えられる時点で、一定の価値があるとも言える。好き嫌いとは別に。
こうした違和感を突きつけるというのは、よく考えると漫画やアニメの得意技でもある。
Permalink | 記事への反応(0) | 10:54
ツイートシェア