昔から、彼はとにかく一直線だったから、その「思い込み」がバチッとハマれば、素晴らしい仕事を成し遂げられる人なのだと思うし、実際に、特定の分野では実績もある人なのに、なんで畑違いの分野に思い込みだけで切り込んで行ってしまったんだろう?
しかも、それがほとんど自分の思い違いだったとわかっても、彼の特性上、「自分が正しい」という思い込みを捨てることができなかったようだ。
「クリリンのことじゃなかったとしても」と執拗に攻撃を繰り返す悟空のようで、さすがに格好悪過ぎた。
このあたりで俺は彼を見守るのをやめた。
けど、何故だか彼には、謎の支持層があるんだよなあ。
もしかすると、彼の支持層も、「『自分が正しい』という思い込みを捨てられない特性がある人達」なのかもしれないが……一定の支持者がいるせいで、彼はますます思い込みの鎧を脱ぐことができなくなってしまったのではないだろうか。
煽てられて木に登った結果、行くところまで行ってしまった感がある。まあ、知らんけど。