2024-06-29

揺蕩う星になれ

何を書こうか忘れてしまった。何かしら人生目標のような、諦観のようなものだったと思う。

そのことを思い出そうと試みる。そのことを思っていた時はたしか車に乗っていて、退勤ラッシュなのに広い道路を法定速度で走るものから、どんどんと大きい車がビュンと追い抜かしていって、なんだか流星群の中にいるみたいだとか、大きな蛇に丸呑みにされているようだとかそんなことを考えていた。肝心な内容は思い出せない。こうなるととっても意味のあるものだったような気がする。ポイを破った金魚いつまでも目で追うように、こぼれ落ちたものを欲しがるのは悪癖だ。

こんなふうに寄り道に逸れていくから何も覚えていないんだと分かったことは良かったが、やっぱり思い出したい。

かに贈る言葉だった。そう、誰かに伝えたい言葉だった。自分以外の、人に言うほどのことではないことで落ち込んでいる誰かに

重力を感じないで、君は君自身をこの場に呼んでいる。そう君は、君だけは、

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