■死ぬ気でやってみろ、死なねぇから
いつもそうだった。
自分が本当に本気なのかがわからなかった。
だから全力で走った。
目的もなく、ひたすら走った。
体中が痛くて、何度も転んだけど、まだ本気じゃないと思って走った。
何度目かに転んだとき、起き上がれないぐらい激痛が走った。
でもまだ意識があったので頑張って這って進んだ。
そのうちあたりが暗くなってきたけどまだ意識はあった。
でもお腹が減ったので家に帰ろうと思った。
「今日もまた本気になれなかった」そう思うと涙が出てきた。
でももう足は動かないし、体は痛くて立ち上がれないから自力で帰れなくなってた。
母親に泣きながら連絡をして迎えに来てもらった。
翌日になってもあまりにも体が痛いもんだから病院に連れて行って貰った。
全身の肉離れとぎっくり腰だった。
これが1週間前の話。
ようやくキーボードが打てるぐらいまで回復した。
本気ってなんなんだろう。
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