が銃を見せてくれた。一見して木製のストックとグリップの、アメリカでもトラディショナルなボルトアクション式の猟銃に見えた。パパが七面鳥撃ちに連れて行ってくれたことを思い出す。しかし、その時の猟銃と比べると違和感がある。銃身の口径が太いのだ。これが話に聞いた"ライフル"ではない"ライフル"、12ゲージサボット弾を発射するための、日本の法規制が生み出したハーフライフルのようだった。ピカピカに磨かれた流麗な先台が支える、無粋なほど太い銃身。あのとき見た.308をふた回り超える見た目はなんだかアンバランスに感じられて、私は既成概念を侵された気がした。
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