部屋で踊りながらちんぽちんぽ言いまくってたらお母さんに怒られた。「もうあんた成人でしょ?」だって。
しかし、これは俺という存在から逃れられる数少ない方法だったから、バレないようにそっと踊りながらちんぽと呟いた。
俺という存在は何なんだろう?自分を偽り続けている感覚がずっと、それこそ小学生の頃からあるんだ。
幸せな人は、自分の人生をコントロールしていると感じていることが多いらしい。今までの人生、割とコントロールできている筈なのに、思い通りになっている筈なのに、いつも後から「失敗した」と感じてしまう。
「本当にそれは望んでいる事か?本当のお前は誰だ?」という問いが頭から離れない。いくら考えてもいつも答えは出ず、行動すれば後悔する。いくら努力しても考えてもこの問いに答えられない。
だからこそ、疲れきって家に帰り何も考えない時間は心地いい。ひたすら脳死で言葉を紡いでいる間は、本当の自分でいられる気がするから。
俺は何かを誤魔化し続けている。そんな気がして仕方ないけれど、きっと必要だから誤魔化しているんだろう。いつか、本当の自分に出会えたらいいな。幸せになろうな。