顔の眉も化粧も、その栗色の髪もきちんと手入れされているのだが、どこか疲れている雰囲気だ。
女性は手元の錠剤を飲み、目を瞑った。
次に目を見開いたら、女性はかつての魔法少女の姿になっていた。
いや、かつての姿ではない。かつて魔法少女だった頃の服と髪型になっていたのだ。
ティーンにしか許されないフワフワのピンクとリボンで結ばれたツインテール。
キッツイな。そう思うけど、でもどこかしっくりもくる。
客にコスプレをしてみてよ、と言われてかつての姿に変身をしてみたのがきっかけ。
「なっつ!!!俺この魔法少女好きだったんだよ」大受けだった。
私がその魔法少女本人だよ、と内心思いながら曖昧に笑みを浮かべる。
「でも流石にその歳で魔法少女はキツいっしょw」分かってるわ。死ね。
というところまでさっき夢で見ました。
そこそこ面白かったので供養。