時間分散(ドルコスト平均法もその一つ)のメリットを誤解させるような説明、たとえば値下がりした時に自然と多くの数を買うようになってお得のような説明がなされるから、それを否定することで時間分散そのものを否定する言説が見られるけど、時間分散のメリットはそこじゃないし意味はある。決して、年初に一括購入した方が効率的、ではない。
時間分散のメリットは今日買って60才まで持つオルカンの収益期待の分布と、来月買って60才まで持つオルカンの収益期待の分布は、似ているけれど同じものとはならないという点を利用したリスクリターンの改善。まあこれをちゃんと活かすには等額購入よりは別の方法の方がいいんだけど、等額購入でも恩恵は受けられる。