暇なのでインターネットを毎日見ている。そうした日々の中、自分は特に好きなものを保存するメモ帳フォルダを作っていて、そこにコレクションのように好きな言葉を並べている。インターネットの言葉はすぐ消えてしまうから、それを標本にして飾るのだ。実際、消えてしまった言葉は多い。
残った言葉の亡骸を読み返していると、時折どうしようもない気持ちに陥る。コレクションをする者の性なんだろうか、「こんな素晴らしい言葉が消えるなんて!誰かに共有したい!」と思ってしまうのだ。
当然の事だが、そんなことはしてはいけない。発言者が意図しようがしまいが、もう消えた/消したものなのだから。それに誰かに見せた瞬間、何か大切なものが変わってしまう気がするし。