先輩社員に同じ苗字の人がいたから、入社後しばらくはいろんな人から下の名前で呼ばれていた。
会社規模もちっちゃいし、昔ながらの地元企業という感じなので、取引先ともけっこう気軽な付き合いだったのよな。
なんか今は偉くなってしまって、俺のことを気軽に「○○君」と呼んでくれるような人はいなくなってしまった。
大半の人が畏れを持って「社長」と呼んでくるような人間になってしまった。
別に人から恐れられるような人間になりたいわけじゃないんだよな。
でも真剣に仕事してると、他人に言いたくなることはたいてい厳しいことになってしまう。
俺も本当はみんなとずっと楽しく笑っていたいよ。
幼児退行風俗に通ってるおっさんの気持ちもちょっとわかる気がしてきた。
ワイもバブバブしたい。