人間は勃起すると脳内で「ホモソドイシン」が分泌される。脳はそれと同時に「オキソドイキシン」を分泌し、勃起を抑制する。人体はホモソドイシンとオキソドイキシンのバランス関係で性器に送られる血液の量をコントロールしている。年齢とともにオキソドイキシンの分泌量が増え、男性は勃起しにくくなる。通常5分程度でオキソドイキシンが上回り、勃起状態は抑制されるが、まれにオキソドイキシンの分泌量の低く、性欲の低下が見られないものもいる。また、AMDA*7はオキソドイキシンの分泌を抑制するヘモソリンが含まれており、これが薬物使用者の性欲を引き起こしている。近年の研究ではオキソドイキシンの異常分泌が勃起不全症を引き起こしていることが判明している。
また、オキソドイキシンは意欲の低下を引き起こすため、射精とともにホモソドイシンが減退すると、オキソドイキシンの比率が高まり、倦怠感が引き起こされる。通常オキソドイキシンはホモソドイシンとともに分泌量が変化するが、うつ症状のあるものはホモソドイシンと関係なく分泌されているケースが多くみられる。