2022-04-11

曖昧を好む

たとえば1,2,3,4の4つのステップで進める業務があるとする。

合理的に考えるなら、1,2は担当者Aが、3,4は担当者Bが受け持つこととし、両者の受け持ち範囲かぶらないようにする。

そうすることで、ここからここまではAの責任、ここからここまではBの責任、両者がすべて過不足なくやりきってはじめて完遂できる、どちらが欠けても成り立たない…と責任所在を明確に切り分けることができるし、各々が緊張感や責任感をもって事にあたることを促進できる。

しか現実にはこの「明確な責任所在」を嫌うのか、「ダブルチェック」の大義名分のもと、両者でカバーし合うフロー意図的に構築したがるケースが少なくない。

その結果、お互いに「Aがやってくれるだろう」「Bがやってくれるだろう」と他力本願な考えになり、結局「誰もやっていない」状態を見過ごし、あとで尻拭いに追われることになる。

曖昧なほうがいいこともあるが、この場合曖昧なままはよくないだろう。

こういう「みんなで~」っていうの、いつになったらやめられるんだろ。

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