職場でA配置に交代で人が入る。
何時〜何時は甲さん、何時〜何時は乙さん、のように。
A配置における基本的な業務内容はマニュアル化されているが、途中で交代することになっているからか、「前の人がやっているだろう」「後の人がやるだろう」と考え、結局誰もやっていないという事態がしばしば起こる。
いわゆる「自分ごととして捉えていない」のだ。
業務全体を遂行するという視点からはよくないことだが、心情的には無理もない。
誰しもやらなくてもいいことならやりたくないものだし、やったからといって特別何かが得られるわけでもないのだから。
それでもなお「他責で考えるな自責で考えよ」「責任感をもって取り組め」などと上席者たちは指示するが、自らはしょうもない言い訳に終止して面倒なことからはまんまとしっぽ巻いて逃げる場面に頻繁に出くわすと、もはや開いた口が塞がらない。