自分の描いた漫画を読み返す度に「なんかキモいな」と嫌な気持ちになっていて、理由がいまいちわからず尚更モヤモヤしていた。
まあ普通に賢者タイム的なやつかと思っていたんだが、今回温泉むすめの設定を読んで、その正体がやっとわかった。
「背景にある文脈を言わないのがカッコいいと思い込んでいる事」だ。
いや、カッコいいとは思う。
カッコいいっつーか、ポンポン飛んでく会話みたいなのがやっぱ好きだし。
でも上手くやらないとキモいんだこれが。
それがよーくわかった。
カッパの尻子玉→スカート捲りだの、深草からの夜這いだの、「…っていう背景があって、まあ分かる人にはすぐ分かると思うんですが?どう?面白いやろ?賢そうやろ?」感が正直めちゃくちゃオタくさくて、自分の事のように恥ずかしくなってしまった。
これだったんだ、このキモさを持つ者なんだ自分は、と身につまされる思いでいっぱいだ。
昨今の、なんでも説明しすぎる傾向はやはり好きじゃあないが、かと言って文脈を知らない者は置いてけぼりにして身内でキャッキャするやり方というのは、「マウント取ってんのか?」と思われるのはまだ良くて、「意味わかんね、なんかキモ」になりかねん。…と思った。