水害にあったわけではないことを予め書いておく
熱帯地域のスコールのような雨が降ったときに、川沿いの砂道と、冠水した道路を自転車に乗って家に帰った。
川沿いの砂道は一部川近くまで降りて、それからまた土手まで上るような箇所を数カ所含むところであり、道路の冠水した部分は自転車のペダルを下まで下ろしたら、くるぶし上まで水に浸かるような深さであった。
当然、砂だとか泥だとか、あるいは地面に落ちているホコリなども含んだ水が否応なしにかかってくることになる。
家に帰って、服やスニーカーを脱いで洗濯機にかけたけれども、どうも服や靴が泥臭い。
泥臭いというのは、字面だけ見ても正直わからないが、ドブのような臭いに近いものである。
まあまあ気に入っているスニーカーだったので、どうにかならぬものか、と、温水に溶かした洗剤に漬け込んで、それから大量の水をシャワーでかけて、すすいだ。
そしたら細かい砂やら泥やらの粒が出ること出ること。
これだけで十分とも思えなかったので、今オスバンを希釈したものに漬け込んでいる。
水害になったら、土砂などが流れ込んできて臭くてかなわん、とは聞く。
正直なところ、よく分からなかったけれども、今回靴を洗って細かい泥が繊維の奥まで入り込んでいるのを知り、ああこりゃ泥を全部なくしてしまうのは無理だなあ、水害になると家の隅々まで土砂が入り込んでどうにもならないんだなあ、と想像した。