なくなってほしいけど難しいんだろうな。
例えば沖縄に基地が集中していることは沖縄の人に対する差別だとする意見がある。初めて知った時はショックだった。自分が差別に加担する側なんて思ってもみなかったから。
でも同時に、差別はなくならないなとも思った。
俺が生まれた時には既に沖縄の基地はそうだった。男女の収入格差とかもそう。それに俺は関わっていない。俺にとって社会は最初からそうだ。
俺がそれを是正する必要がどこにある。手段はどうする。俺にはどうしようもない。直せるとしたらその社会を動かしてる経営者とか政治家とかその辺だ。
差別される側はたまったもんじゃないと思うけど、たまたま自分に有利に出来ていた社会をわざわざ変えようとはなかなか思わない人が大半じゃない?
店員がうっかり割引付けてくれてた商品を、間違ってましたよってわざわざ多く払いたい人、いる?
それが間違いだとしてもね。
うっかり割引しがちな店員に、気を付けてねって言うだけでも、その店を利用してた客からはなんで指摘した、損するって怒られるかもしれない。それが正当な値段でも。
俺にとって最初からそうだった社会に出来ることはないし、責任もないし、やる気もない。
でも誰かが変えてくれるなら、それは正しいと思う。割引がなくなっても怒らない人でありたい。頑張って。
差別というのは、とにかく、便利なもので、 差別のない社会というのは、皆が平等に不自由を味わう世界であり、それはとても住みづらい社会にしかならんのよ。