芸術の力、すばらしさ(コロナ禍の中で)、みたいな話をチラホラ見かけるけど、自分は全くそう感じなかった。
ただの、ナポレオン・ゲーテと同時代を生きたベートーヴェンの話。
上田氏自身は、芸術は基本的にはなんというか虚業だと思っていると思う。でもこの時代に生まれた人間として文化芸術を愛していて、作る側・守る側になる道を選んで。守るために、意義あるものにするために、と考えて作っているんじゃないかと思っている。
「音楽の力」「音楽でやる」っていうのは、今考えてみると歌でトップの座に上り詰めた望海さん自身のことのようにも思えてくる。頭身バランスや華やかさではなく、歌でやる、歌の力。