■ちゃんとしてる自信がない
初詣に行った。
家庭教師でみていた子がいた。
家庭と個人の理由で軽く自傷行為をするような子だった。
勉強のできる子だった。
家出して東京に行くんだと彼女は言っていた。
前科一犯、消息を絶ち半年ほど東京で過ごしていた時期があった。
親御さん共々、元気そうに見えた。
安心した。
僕は声をかけられなかった。
あれから少しでも成長した自信がなかった。
努力もしていないし当然だった。
恥ずかしかった。
また機会があれば、と思ったけどそれまでに成長している自信はなかった。
一生が終わった気がした。
ちゃんと家まで運転して帰った。
よかった。
酒が飲める。
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