ここ10年20年で幸せのかたちは多様化した、というのは今更言うまでもないね。結婚しなくてもいいよね、ひとつの会社を勤め上げなくてもいいよね、みたいなのはその一例。いいことだと思う。
ただ、その前提とも言える「幸せになりたい」という思いは変わっていないと感じる。みんなそれぞれの方法で幸せを追い求めている。
そこで考えたんだが、あと一歩進めば、別に幸せにならなくてもいいんじゃないかって話にならないだろうか。そうすれば不幸だからと自死を選ぶこともなくなる。幸福も不幸も生も死も積極的に望まず、惰性で生きたり死んだりする。
なんかもう、そんなもんでいいんじゃないのかな、と思ってきた。だからといって心安らかになるとかではないんだが、どうだっていい。どこへ向かおうとも慣性に身を委ねたい。
行雲流水🐈
わかる