ヤクルト無料のカレー屋でヤクルトだけ貰おうと100均で買った洗面器を持って行ったら、目のところがイチゴになってる麦わら帽子の女性が店の周りをうろうろしていて入れなかった。
遠くからカレー屋を眺めていると、遠ざかってるのにどんどんカレー屋が大きくなる。大きめのガソリンスタンドほどになったカレー屋は、自重で潰れて崩壊した。瓦礫に押し潰されたイチゴの目の女は激しく痙攣してバタンバタンと壁に体を叩きつけている。
「無料のヤクルトはまだやってますか?」とカレー屋のあった場所で声を張り上げると、空が割れてペンギンのCGが夜空に大写しになった。ペンギンは微笑みながらこちらを眺めている。生きているのか死んでいるのかこちらからは記別ができない。
体の悪いものは早めにやめた方がいいよ
身体に悪いものは、心には良いもんだ。