ぬるりとしていた
ぬるりとしていて硬質であった
黒々とした中に青、黄、幼、白の縞が見えた
大きさは概ね80ヤーセス程で
そうそう
はじめ触れたときには
ごごりごごりと蠢いたが
それ以降はぴくりとも動かなかった
触れた感触は
見た目どおりのぬるりであった
種々の長さの突起があった
形は何の特徴もないものもあれば
苺や鉱芥に似たものもあった
吐蹄や吸盤が備わっているものもあったが
数は少なかった
ひっくり返してみると
裏面は突起がなかった
代わりに表の縞と同じく
色とりどりの朋があった
口のようなものはみられなかったが
生き物ではないのだろうか
書き忘れるところだった
鼻を近づければ
偶れたり洞いたり舐めたりは
する気が起きなかった
我ながら臆病である
これはA31C年2D月44日に遭遇した物体についての記録である
前日
見上げて一句 空空星 星空月星 雲星空 前日 anond:20200930001454
風に濡れる 光に塗れる 愁いに塗れ得る 前日 anond:20200930234559
そろそろり そろりそろり 手が冷える そろりそろ solo そろり そろそろ sorrow 足が冷える そろそろそろ 前日 anond:20201002002453
五日目 指を呼ぶ 足を貸す 口を悔い 肌を這う 腕を売る 顔を買う 爪を摘み 甲を請う 耳を舞う 腹を掘る 髪を噛み 膝を振る 腿を燃ゆ 肩を刈る 首を頸り 顎を空く 六日...
七日目 燐 僕は走る 管の中を 君の「おはよう」をのせて 僕は走る 壁の中を 君の「会社イヤ」をのせて 僕は走る 街の中を 君の「あいつ嫌い」をのせて 僕は走る 塔を伝って...
ぬるりとしていた ぬるりとしていて硬質であった 黒々とした中に青、黄、幼、白の縞が見えた 大きさは概ね80ヤーセス程で 重さは20キログラム程であった そうそう はじめ触れたとき...
空模様ってやつはセンスがない 君には雨粒のロングスカートよりも 日射しのスカンツのが似合うのに 低い月からこぼれたような黄色も 月の国のお香のようなかわいい匂いも 雨粒に覆...
つまりアレをアレしたい…と…? そうだとも。私はアレができればアレなのだ。 そんな…それではアレです!アレしてしまいます! 君もアレだなあ。アレなアレをアレするのはアレしてく...
窓の外をみると 窓の四角が並んでいる この手元の四角の中にも 四角の窓が並んでいる 視覚には四角が並んでいる 窓の間で指が惑う 前日 anond:20201009005708
ねているところも こばしりしているところも がぶりとかみついても すりすりかおをよせてくるのも きみのまるごとがすき 前日 anond:20201010002315
五日目 指を呼ぶ 足を貸す 口を悔い 肌を這う 腕を売る 顔を買う 爪を摘み 甲を請う 耳を舞う 腹を掘る 髪を噛み 膝を振る 腿を燃ゆ 肩を刈る 首を頸り 顎を空く 六日...