イシュヴァール戦の詳細を読んだあたりで主人公サイドへの共感が激減した。
逆にスカーのこれからの行動とストーリーの方が気になってしまって、
いつの間にかスカーがハガレンで一番好みのキャラになっていた。
ハガレンを最後まで読んで一番かわいそうなのはイシュヴァールの民だよなという考えは変わらなかったし、
そのせいで、エドとアルが身体を取り戻してハッピーエンドになろうが割とどうでも良くなっていたし、
マルコー氏の発言がなければイシュヴァール人のために何もしそうになかったマスタング大佐は株が大幅に下がっていた。
作者が最後でスカーに与えた役割は満足できるものだったし、主人公たちに共感ができなくなっても一つのストーリーの書き方として参考になると思う。