乃木坂春香の秘密の大ヒットが一つのターニングポイントだったような気がする。
それまでのラノベのヒット作はなんだかんだで「ダメ人間は成長しないといけない」というような価値観があったが、あの作品がヒットしたことで「オタクでもオタク趣味の高嶺の花とマッチングできるからオタクのままでオッケー」のような風潮ができてしまったような気がする。
俺はあのあたりのオタクの無批判なオタク肯定感が気持ち悪くてあのあたりのジャンルを追うのをやめてしまった。
今ではどこを見ても「そのままの君でいいんだよ」というヌルたいメッセージが氾濫しているけど実際に「今の私でいいのか」と思っている人間は「今の私」に行き詰っている人間で本当に必要なのは「お前は変わらなければならない」という強いメッセージだと思う。
弱キャラ友崎くんでも読んでろよ