2020-06-22

マイクロアグレッション」という言葉は、「差別と呼ぶには大袈裟だけど、一人一人が気をつけられるといいよね」程度の問題提起だったはずだが、いつのまにか「なんでもかんでも差別と呼んでいい」との主張の補強に使われるようになり、やがて「マイクロアグレッション」という言葉のものが立ち消えて「差別」に置き換えられてしまった。

セクハラ」という言葉も、元々は「マイクロアグレッション」のようなものを指すはずだったのだが、いつのまにか「性犯罪」とイコールで結ばれるようになってしまった。

「小さなことでも声を上げていい」という言葉は、「針小棒大に取り上げていい」に取り替えられ、本当に「小さなことの積み重ねで悩んでいる」人の声はかき消され、結局のところ「大きく騒ぐだけの正当性が十分ある大きな問題しか声を上げてはいけない」という空気形成されてしまった。

  • 「差別」という言葉自体が乱発されすぎて今や軽犯罪法違反ほどの重みもない 「マイクロアグレッション」のレベルまで下りてきているのだから両者を区別する意味もない

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