書いた人の中だけで論理立ってて全部完結してるんだろうなーっていう怪文書が読みたい。でも書いた人がちゃんと正気で、たとえハンドルネームでも紐付いてたら色が出るから増田で書き散らしたような、正気に基づく怪文書が読みたい。
そういう怪文書は、だいたい正常な言語で書いてあって、読み取ることに対するエネルギーはそんなに高くないのに、内容が異常なために「さらっと食ったけどカロリー爆弾だよなこれ」な食い物を食ったときのような読後感があるのだ。私はそんな文章を読みたいし、書けるようになりたい。さらっと読ませて、読んだ人が不安になるような、気持ち悪くなるような、戸棚の中にいたゴキブリの死骸のような文章を書きたい。
このタイプの文章の究極は「全ての素材が一番活きるように作った筑前煮」だと思うんだが、それが出来るなら文章で飯が食えるだろう。「全ての素材を余すことなくジャンクフードにした二郎」が読みたいし書きたいのだ。怪文書が読みたい、書きたい。