言っている人を見てない気がするので書く。
先日、日用品を買うために出掛けた。三階のパーキングに車を駐め、売り場のある一階に降りようとしたのだが、そのとき先にエレベーターの前で待っている人たちがいた。
私は足腰を悪くしているので、なるべくなら階段を使いたくなかった。しかしエレベーターの中は狭く、窓もない密室空間だ。私の連れを含め、四人も乗れば充分に『三密』といえる状態になるだろう。そう思い、私は連れに「次に来たとき乗ろう」と言った。
だが、ウイルス対策に私ほど気を使っていないうえにせっかちな連れは、「は?なんでや乗れるやん」と言い、さっさと乗りこんでしまった。しょうがなく、私も不承不承それに続き、なるべく先に乗った人たちと離れるようにして、壁のほうを向いた。
しかし、更にその後から三人連れが乗りこんできた。えっ、嘘やろと思いながら私はますます隅に額を押しつけるようにして俯き、なるべく息をしないように努めた。私はマスクをしているが、先に乗っていた二人はしていなかったし、後から乗ってきた三人についてはちらりとしか見ていないのでわからない。
確かなことは、もしもこの中に既に感染している人がいたならば、これは濃厚接触と呼ぶに充分な状態であるということだ。
地域によって違うだろうが、まだまだ危機意識の低い人は少なくないようだ。
階数にもよるが、足腰に問題のない人はできるだけ階段を使う、エレベーターを使用の際はなるべく一組ずつで乗るなど、注意喚起していってもらいたい。
エレベーター前にみんなで並んでスーパースプレッド
エレベータが三密なら、満員電車はどうなる。