■友人との最期の会話
もう数年前だが友人が死んだ。
若くしてのガン。
余命2週間とわかった時、友人達と飛行機に乗り彼の地元へ行った。
けど会って何を話せばよいのか思いつかなかない。
ドラマだと「あの時言えなかったけど、ありがとな。」とか「お前は親友だ!」みたいな感動話をするのだろうけど。
いきあたりばったりに病室に入り、彼が元気だった頃のように話始めたら、結局いつも通りのバカ話とオタ趣味ネタと思い出話をし、ほぼ笑い話だけをして、帰る時間になってしまった。(ガンの友人もその日は幸い体調がよかった)
ごく自然に「またな、東京で待ってる」と言い帰った。
あまりに日常的で悲しい気持ちにならず涙も出なかった。
別に奇跡も起こらず友人は亡くなったがあの日のことを思い出すと今だに泣けてくる。
お前らは自分の最期にどんな話をしたい?
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