たまに突然全てが虚しいような気分になる時ってあるじゃん
これが好きなんだったっけ?
これが美味いんだっけ?
どんどんわからなくなってどうでもいいような投げやりな気分
ちょうど今日がそういう日で帰り道にIKKOの顔のあるポスターを見たのよ
そしたらさIKKOはどうでもよくないわけ
俺なんかには絶対わからない苦労や幸せを手にしてるんだろうなって
顔に塗ってみたらすごい気持ちよかったよ
自分の体をまじまじと観察した
この体大事にしなきゃと思ってゆっくり自分で揉みほぐしてやった
お前俺みたいな奴のためにこんなに頑張ってんのなと手足が愛おしく感じた
虚しい気分は消えた
気分は頭が作り出すけど体はひたすらに頑張ってる
俺みたいな奴のために必死で血液を送り空気を肺に入れてるわけだ
俺は俺の体のために生きようと思った
できるだけきれいに使ってやろうと思う