マンションの廊下の電灯が消えていたので点けたとき、ふと思い出した。
平成以前のかつて、夜の屋内は真っ暗なのが当たり前で、夜道を歩いている奴らは不審者扱い。
しかし平成のある年あたりから、まず高級車ディーラーのショーウィンドウに、真夜中でも明かりが点けられるようになって、次第にいろいろな箇所で、夜中まで煌々と電灯が灯されるようになった。そして、東日本大震災の前夜までそれはエスカレートしていった。
当時は、泥棒に品物や逃走経路を教えるのか、そろに電気代勿体ない、と思ったものだった。当時聞いた話によると、点けるようになった理由は、不審者を防犯カメラに映しやすいからとかだったかな。