■わたしは陥没乳頭だ

期待しないでほしい。おっさんだ。

男の陥没乳頭は、小学校の頃の水泳の授業を除けば人生において困ったことはなかった。

薄着をしても乳首が目立つことがないためにむしろ重宝していると言っていいだろう。

ところがだ、結婚して子供を授かると事情が変わってきた。

わたしにそっくりな娘は、わたしの一重まぶたと陥没乳首を見事に引き継いでしまったのだ。

今まで男で育ってきた自分は、その問題を考えたことすらなかった。

娘はこれからどんな思いをしておとなになっていくのだろう。

父が陥没乳首であることを知ってわたしのことを恨むのだろうか。

まさかこんなことになるだなんて思ってもいなかった。娘よ許してほしい。

Permalink | 記事への反応(2) | 13:45

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