「痴漢対策に安全ピン」がちょっと前に話題になった。今も話題になってるかもしれないけど。
「自衛しろ」とさんざん言われ続けてくれば、「自衛」のために凶器を持つ人間が出てくる。
法が役に立たない以上、力こそ正義になるのは当然のことだ。
警察や法が当てにならないから、無法地帯が生まれる。無法地帯では暴力・差別なんでもありなのが当たり前。
小樽の銭湯が外国人の入浴を拒否したけど、これも無法状態に対する自力救済。
それが良いと言っているわけではない。無法地帯では自力救済が当然のように行われるのが現実と言っているだけ。
だから、法を確立しなければならない。力による権利を、市民的権利に置き換えなければならない。
そうでなければ、人権侵害はやまないことであろう。