自分の子供が可愛い。今1歳すぎたところだけどこの子が何をしても本気でイラッとしたことがない。何をしてても大抵可愛い。
そんな可愛さを噛み締めてると、時々なんだか泣きたくなる。
私の母は毒だか虐待だかは知らないけれど、とにかく厳しかった。自殺するのと母を殺すのとどっちがマシか考えて、家族の役に立っていない自分が死ぬ方がマシだということに気づいてしまって大泣きしたのが幼稚園くらいの頃だ。まぁ、子供心にそんだけ思い詰めるくらいには厳しい母だった。
何で母はあんなことが自分の子供にできたんだろう?こんなに可愛いのに。
この歳になってもまだ母を理解したくてこんなことを考えているわけではない。ただ、自分が納得したいだけ。
まぁ多分答えは単純で、私が可愛くなかったのだ。自分の子供が可愛いと思えない人はそれなりにいるらしいということは何となくウェブを漂っていると目にはする。
だから、自分の子供が可愛い私は幸いだと思わなければならない。
今も、隣で寝ている寝息がする。それを聞いているだけでも可愛さが込み上げてくる。