私の世界はやりたいことであふれている。
でも、始めてみたらすぐ飽きる。始めるだけマシ、一歩踏み出さず飽きることだってある。
無意識下で仮想敵を創り出し、『ソイツにマウント取られないくらいレベルアップせねば!』という思考に囚われた結果、私はそこで足踏みをする、座り込む。
やりたいことがたくさんあると、ひとつひとつにかけられる時間は残念ながら少なくなって、結果的にレベル上げに時間がかかる。
時間がかかると成長を感じづらい。 『あぁ、仮想敵を打ち負かすくらい強くなれないな』 こんな思いがよぎったら最後、一気に醒めてしまう。
一点集中、一点突破すればいいじゃない?それもそうだ。時間が足りないと申すならば、時間をかければ良いではないか、良いではないか。
『時間をかけた結果がこのザマか!』 うるさいうるさい、分かっている。私は失敗したくないんだ。時間をかけた分、それなりのレベルになることが保証されないのが怖いんだ。
分かっているよ、分かっている。失敗を恐れている限り、レベルを上げて物理で殴るなんてマネできない、仮想敵を打ち負かせない。
恐ろしいよ、恐ろしい。このまま恐れに囚われて、中途半端にやるよりも低次元で終わってしまう自分の姿、おそろしいおそろしい。