2018-09-08

女児絶対子供産まないから!と祈るように叫んでいた

病院で働いている。お腹が痛いという小学生女の子がやってきた。痛くて辛そうにしていたのだが、その時何かの神様に祈るように、「絶対子供産まないから」と半泣きになりながら何度も叫んでいた。出産=壮絶な痛み=こんな思いは二度と経験したくないということだと思う。

私がはたらいているのは小児科だが、こういう女の子はここでは結構見かける。なにより、私自身がそうだった。

女として生まれ出産という(恐ろしい)イベントが将来に待っていると聞かされてずっとはかりしれない恐怖として心の底にあったからだ。壮絶な痛みであるらしいのに、十数時間以上逃れられない。ちょうどこの、死ぬ方がマシというような激しい腹痛のような時間が延々と続くらしいではないか。無理無理、絶対に生みたくない。私は絶対に逃げるぞ、痛いのは腹痛だけでいい!という思いが、この「私は絶対子供産まないから」という子供心に切実な叫びにつながる。

そういう考えがぶわっとやってきて、こんな小さな子が出産という重荷を背負って、その恐怖に怯えているのは単純に宜しくないよなーとか考えて。うまく言えないけど悲いとか、つらい気持ちになった

  • そんな事を言うと神様が怒って赤ちゃんじゃなくてオッサンが産まれる身体になっちゃうぞと諭すのが大人でしょう?

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん