本質を問う。ヒトは命であり、命は利己的である。言葉は、命にとって毒物である。利己的な命と言葉の結びつきが、救いのない巨大化した文明社会を生んだ。学校を壊し、マスコミをなくし、社会を小さくし、あらゆる技術を捨てることでしか、ヒトは、間近に迫った滅亡を免れないだろう。哲学者も宗教家も、ヒト(命)と言葉の結びつきがどれほど危険なのかを見抜けなかった。だから、命の利己性を疑問視し、言葉を美化した。事実は逆であった。命は例外なく利己的であるということと、言葉は危険極まりない存在あであるということを前提に、ヒトのあり方を探ることが唯一の希望である。
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