小学生の時、クラスに嘘つきでいつも他人が嫌がることをする子がいた。
その子の落とし物を拾って渡したらにらまれ先生に盗んだと報告された思い出が有る。
そのことで先生から話を聞かれたその日、その子の親が家に謝りに来たんだ。
近所に住んでいるのでよく遭遇してたんだよ、いつも困ったように笑う優しそうなお母さんだった。
いつも通り癇癪を起こしたその子が、私に砂を投げつけたときそれは起きた。
あの優しそうな母親が泣き叫びながら子供を蹴り倒し何度も何度も殴った。
私は驚いて固まっていたけれど、血まみれの嘘つきを見て我に返り叫んだ。
あの日から嘘つきの子供は登校しなくなったが、父親はたまに見かけた。
あれほど怖かった体験は無い。
anond:20180801155441