2018-07-27

anond:20180727004502

雇用一口に言っても、基礎研究教育重視の大学研究機関と応用重視の産業界に二分されるわけだけど、

当時の文科省はそこを切り分けずに、十把一絡げに博士人材を増やせばどちらも増えるだろうという皮算用したことが最大の問題かと。

結局、基礎研究は誰もが知っている通り最高にコスパが悪いので人を増やす余裕もなく、産業界からニーズも予想通り伸びなかった。

現場では院生が増えたので教育の負荷が上がり、競争資金の総額は増えたが雑用も増えた。その結果があろうことか基礎研究力の停滞。

で、それに懲りてか今度は180度方向が違う専門職大学とかやり始めるけど本当にアホだと思う。

記事への反応 -
  • 日本の大学・大学院は自分の後継者を育てる徒弟制がベースで、象牙の塔やってる分には大して問題にはならなかったんだが、拡大して多様な学生を受け入れるようになっても意識が変...

    • 大学院重点化で院生増やさなかったら今の大学の研究環境がどうなってたのかは気になるとこ。

      • 今の教員は院生をタダで使うことに慣れすぎちゃってんだよな もうそれじゃまわんないんだっつの

        • トップダウンに箱を大きくして数だけ増やせばなんとかなるでしょうという文科省の皮算用がダメだったのよね。 順番が逆で、積極的に進学させるために学生にどんなサポートをすれば...

          • 論文数でもダメだよ 論文増えても雇用は増えない 院生の出口を増やすには雇用が増えるような成果じゃないと意味がない むしろ政治がそこに気づいちゃったんだよね

            • 雇用と一口に言っても、基礎研究と教育重視の大学研究機関と応用重視の産業界に二分されるわけだけど、 当時の文科省はそこを切り分けずに、十把一絡げに博士人材を増やせばどちら...

              • 欧米のような本当の意味でのリベラルアーカレッジができるなら意義はあるだろうが、日本では専門バカ教育しかしていないので無理だろうなあ

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