高校生の頃から創作を始めて16年になるが、三十路を迎えた辺りでどうも創作意欲が死んでしまったらしい。
机に向かって想像力を膨らませてもまるでわくわくしない。
十代の頃は妄想するだけで楽しかったのに、今は話を作るうえで仕方なく妄想をひりだしている気がしてならない。
おそらく創作意欲を下支えする感性がやせ細って、フィクションを受容するちからが弱っているんだろう。
かろうじてストーリーを思い浮かべて形にしようとするも、自分の生みだしたものがまるで面白く感じられないので、たいていそのまま捨ててしまう。
趣味としては長くもった方だが、なんの結果も残せなかったこともあり、どうにも気がめいってくる。