2018-03-02

善のババア

新幹線に乗り込んで自分指定席を探す

...ここだ

いやまじか、勘弁してくれ

そこには居ていいはずがないババア

心の中で面倒ごとに巻き込まれたと舌打ちし、自分が決して間違ってないことを確認してから声をかける

聞くと向こうが一本後の列車と間違えてしまったみたい

「あら!すみません...どうしましょう...」

『は?どうしましょじゃないんですよ、ここは僕の席なんですよ』

言ってやりたかったけどむこうは結構年がいってるみたいだし、どかしたところで他は満席なはずだからババア目的地まで立ってなきゃいけない

それだと心にもやもやが残るだろうな

なんて思って自分ラクになるために席を譲った

ぼーっとしながらデッキに立ってたらあの憎たらしいババアコーヒー2つ持って「ありがとね」っておしゃべりしに来てやんの

大人しく座ってればいいのに

私にも何かさせてってマジか、いい奴かよ

なんだか小っ恥ずかしくてうまく話せねーよ

そのあとは降車駅が一緒でお互い時間もあったのでご飯をご馳走になった

サンキューな、お前は善のババアだったぜ

  • なんだよそれ 悪のババアとかいたらどうするつもりだったんだ 真のババアとか美のババアもいるのか? ほっこりしたけど

    • もし今回のが悪のババアだったら今頃オレはイライラマックスよ 奴らは空いてるからって理由で平気な顔して指定席でもなんでも座るからね そんでもって態度も態度でひどいし 余裕が...

  • 大抵1~2席は余分に車掌が自由にできる席があるらしい この手のトラブルはしょっちゅうだろうし車掌に言えばすんなり解決してたと思う

    • なるほど、言えば座れたのか〜 デッキで立ってた時も特急券と乗車券見せるだけ見せてなにも言わなかったな〜 今度からそうします

  • 増田が死んで地獄に落ち、亡者たちに混じって責め苦に喘いでいたある時、救いの手を差し伸べるお釈迦様の手に気付いた。その顔を見て驚く増田。 「あっ、あの時の…!」 「そうです...

    • 仏を召喚するレベルだと功徳がまだ足りないな。 体の膿を増田が自分の口で吸いだしてあげるぐらいじゃないと。

  • Wow... Japanese Zen Baba. Amazing.

  • しあわせにな!

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