むかしむかし、あるところにおじいさんとおばあさんがいました。
ある日、おじいさんは山へ芝刈りに、おばあさんは川へ洗濯に行きました。
おばあさんがおじいさんの汚いふんどしを洗っていると、川上から大きな桃が「どんぶらこ、どんぶらこ」と言いながら流れて来、おばあさんがそれを持ち帰り、おじいさんが日々の芝刈りで鍛錬された肉体でその桃をかち割ると、中から男の子が出てきました。
おじいさんとおばあさんはその子に桃太郎と名付け、大切に育てました。
なんやかんやで桃太郎はすくすくと育ち、犬・猿・雉を連れて鬼退治に行きました。
「鬼め、ここで会ったが百年目、意味はよくわからないが覚悟しろ」
「小僧(とその他3匹の動物)め、終の棲家(意味はよくわからないが)を荒らすな、覚悟しろ」
鬼は桃太郎を完膚なきまでに叩きのめし、桃太郎は死亡しました。その他動物三匹はその怠慢によって命からがら逃げ出しました。
動物三匹から事情を聞いたおじいさんとおばあさんは烈火の如く怒り狂い、鬼ヶ島に乗り込み、鬼を完膚なきまでに叩きのめした末に金銀財宝を持ち帰りました。