2018-02-03

恵方巻き「余るんじゃねぇぞ…」

ライド:「なんか静かですね。店の中には客もいないしバレンタインはえらい違いだ。」

オルガ:「ああ。店の商品戦力は軒並み向こうに回してんのかもな。」

ライド:「まっそんなのもう関係ないですけどね!」

オルガ:「上機嫌だな。」

ライド:「そりゃそうですよ!みんな助かるし、タカキもバイト頑張ってたし、俺も頑張らないと!」

オルガ:「ああ。(そうだ。俺たちが今まで積み上げてきたPRは全部無駄じゃなかった。これからも俺たちが立ち止まらいかぎり恵方巻きは続く)」

チャド:「ぐわっ!」

ライド:「店長?何やってんだよ?店長!」

オルガ:「ぐっ!うおぉ~~!」

お客様:「うおっ!あっ!」

オルガ:「はぁはぁはぁ・・・。なんだよ、結構売れんじゃねえか。ふっ・・・。」

ライド:「て・・・店長・・・。あっ・・・あぁ・・・。」

オルガ:「なんて声出してやがる・・・ライド。」

ライド:「だって・・・だって・・・。」

オルガ:「俺はコンビニ店長オルガ・イツカだぞ。こんくれぇなんてこたぁねぇ。」

ライド:「そんな・・・俺なんかのために・・・。」

オルガ:「店員を守んのは俺の仕事だ。」

ライド:「でも!」

オルガ:「いいから行くぞ。皆が待ってんだ。それに・・・。(ミカ、やっと分かったんだ。俺たちにはたどりつく場所なんていらねぇ。ただ進み続けるだけでいい。止まんねぇかぎり、道は続く)」

回想

三日月:「売れ残ったら許さない。」

オルガ:「ああ分かってる。」

オルガ:「俺は恵方巻きを売るのを止まんねぇからよ、お前らが買いに来る限り、その店に俺はいるぞ!だからよ、余るんじゃねぇぞ・・・。」

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん