それまで人類の肉体的また精神的な改変、拡張は現状を追認する形でその大半が許容されてきた
しかし2163年9月3日に開発された高度な遺伝子改変技術によって状況は一変した
この技術については後述するがそれは人間の存在そのものの根底を覆すような化をもたらすものであった
こうした背景に端を発して人間の変化をどこまで許容するべきかまたその影響はいかなるものであるかといった人間形態論争という科学的な論争が始まる
人間形態論争では種としての同一性、連続性を維持すること、人間本質とはなにかを解明し肉体的、精神的改変をどこまで求めるべきか
そしてその変化によって生じる長、短期的な人類への影響を探ることが主な主題となった
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