父親の愛人、まだ正式な手続きは行なっていない筈の関係。
向こうから会いたいと言われた。それは歓迎なのか、それとも泥棒猫の奢りなのか。母を苦しめた奴とどう折り合いをつけるべきか、別れる事を祈るべきか私には分からず、ただ拗れていく家族関係を見守るしかなかった。
世の中には円満に暮らす夫婦があり、嫁の為に手伝ってくれる夫という関係もあり大手を振って不倫を行なっている関係もある。私も結局そうだった。妻帯者に手を出した。だから誰かを苛む権利は無い。
負の連鎖を断ち切る事が出来るなら、父の系譜まで遡らなければならない。
もしくは私が自己を蔑ろにして、己の欲求をしまい込むか。
愛だか同情だか分からないものに揺り動かされるのは、もう我慢ならないのだ。
Permalink | 記事への反応(1) | 15:43
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パターン24